代表作と絶筆(遺作)について修正しました
まんがseekの作品データには「その作者の代表作」であることや「執筆中に亡くなったために絶筆(遺作)」となった作品であることを示すデータがあります。
そのデータの持たせ方を変更しました。
具体的にはこれまでは「作品データ」の一部でオンオフのフラグ情報を持たせていたのですが、それだと複数の作者がいる場合に「誰にとっての代表作」かがわからなかったり、作画者は亡くなったけど原作者は存命中の場合におかしなことになるので、作品データと人物データの関係性を示す「役割データ」に移動させました。
考えてみたらあたり前のことなんだけど、データベースの設計をするときに楽しようとしちゃったんだと思います。
「これはダメだ」と気づいたのは「のび太のねじ巻き都市冒険記」のデータを見ていたときでした。
ご存知のとおり、この作品は藤子・F・不二雄先生の遺作となった作品です。
まんがseekのデータにも「絶筆」であることを示すフラグが立っていたのですが、じっさいにはこの作品はF先生が亡くなったあとの部分を藤子プロの方々が引き継いで描かれています。
こんなふうに最初から原作者と作画者というように複数人がかかわっていなくても、作者が死去することによってアシスタントの方が引き継いで描いたりすることはあるから、その場合に「作品」ではなく「人物」にひもづけておかないとマズいなってことを実感しました。
修正はそれほど大変な作業ではなかったんですけど、データベースの設計はちゃんと考えてやらないとダメだなっていう教訓になりました。
きっとまだ不備はあると思うんですけど(すでに追加したい項目はいくつか候補*1がありますし)、その都度修正していこうと思ってますので、「こういうデータは扱わないの?」ってご意見もぜひお寄せください。
*1:たとえばいまはアニメ化とか映画化された作品かどうかをわかるようなフラグをつくろうと話しています。