アンキパンメーカーがほしくて何十年ぶりかに『小学一年生』を買ってきました
現在発売中の『小学一年生』10月号のふろくは、なんと! 「アンキパンメーカー」がふろくでついてきます。
「アンキパン」はドラえもんのひみつ道具の中でも「どこでもドア」や「もしもボックス」並みに有名ですよね。
藤子・F・不二雄ミュージアムで購入できるアンキパンラスクもおいしいし、カフェで食べられる「アンキパンdeフレンチトースト」も最高でしたが、自宅でアンキパンを焼けるとなると買っちゃうでしょう。
『小学一年生』を買うのは何十年ぶり? そもそも自分で買うのははじめてかもしれませんが、本屋さんで買ってきました。
『コロコロコミック』はオトナになってからも何度か買ったことあるんだけど、『小学一年生』はさすがに抵抗がありますよね。
「子どものために買いに来たお父さん」という役を演じてレジに持っていきました。
そして、さっそく今朝アンキパンをつくってみたのですが……。
ぜんぜん焦げ目がついてない。
表紙の写真みたいにどうやったらきれいにつくれるんだろう。もし買って試してコツをつかんだ方がいたら教えてください!
あと、ぼくの頃の『小学一年生』ってもっと分厚かった記憶があるけど、いまはすごく薄いですね。そのかわりほぼ全ページカラーになってました。しかも980円。少子化の影響でしょうか。
そしてマンガが載ってないんです。これにはびっくりしました。ちょっとだけルポ漫画みたいなのはあったけど、それこそ「ドラえもん」が載ってないのは驚きました。
過去には「鉄腕アトム」や「あさりちゃん」も連載されていたんですけどね。
ちなみに「アンキパン」はてんとう虫コミックス版の2巻に登場します。
三谷幸喜脚本のNHK正月時代劇「風雲児たち~蘭学革命篇~」って原作だと何巻?
2018年1月に放送されるNHK正月時代劇「風雲児たち~蘭学革命篇~」は、みなもと太郎先生の「風雲児たち」が原作となったドラマです。
大河ドラマ「真田丸」の三谷幸喜さんが脚本を担当していますが、三谷さんはみなもと先生のファンを公言されているので、おそらく最高の喜劇になると思います!
で、今回のドラマは大長編作品となっている原作のほんの一部で、前野良沢や杉田玄白がオランダ語をまるで読めないのにオランダ語で書かれた「ターヘル・アナトミア」を翻訳して、「解体新書」として出版する話です。
学校の授業で「『解体新書』は杉田玄白が書いた」というのは習ったと思いますけど、オランダ語を読めなかったことまで知ってました?
(「風雲児たち」ワイド版 4巻 P.116)
原作では何巻に描いてある?
ちなみにうちにあるマンガで確認したら、ワイド版の4巻と5巻でした。
原作に散りばめられまくっているギャグがどのくらい活かされるのかも楽しみですし、先に読んでおくといいかもしれませんね。
でもこのマンガはほんとうにおもしろいので、できれば1巻から読んでほしいです。
「風雲児たち」のデータはこちらです。
作品にタグを付与できるようにしました
作品ページにタグの入力欄をつくりました。「サッカー」とか「ラブコメ」のように自由に作品にタグを付与できます。
表示&入力箇所はここです。
すでに付与されているタグが表示されます。それぞれのタグはリンクになっているので、同じタグが付与された作品を表示できます(タグ検索ですね)。
またタグの登録にはログインが必要です。ただし会員登録のような面倒な手続きは不要で、メールアドレスだけあればログインできる仕組みになっています。
(入力されたメールアドレス宛てにログイン用の確認コードをお送りします)
ログインすると以下のように入力欄が表示されます。過去に自分が付与したタグを削除することもできます。
もともと休止前の「まんがseek」にはジャンルというものがありました。
これはこちらで用意したリストから選んでいただいて、上位3つを表示するようにしていました。用意するといってもかなり大変で、「職業モノ」とか「スポーツ」といったものから「ボーイズ・ラブ」とか「耽美」なんてのもありました。さっき数えたら176のカテゴリを用意していました。
ただマンガのジャンルはほんとうに膨大でとてもリストが追いつかないんですね。たとえば「スポーツ」の下には野球やサッカーのようなメジャースポーツだけでなく、ありとあらゆるものがマンガ化されています。
「アイシールド21」の連載がはじまって、急遽「アメリカンフットボール」を追加したのを思い出します。
そして、マンガのジャンルでの分類の最大の問題は「1作品1ジャンル」で扱うのは無理がある、ということですね。
たとえば「タッチ」という作品が象徴的ですけど、これは「野球マンガ」なのか「ラブコメ」なのか「学園モノ」なのか(さすがに「スポ根」ではないと思うけど)、人によって受け止め方がちがいますよね。
それもあって当時は単一にせず、3つまで表示するようにしていたのですが、それでもやっぱり無理がある。
文化庁メディア芸術DA事業マンガ分野コーディネーターを担当されている池川佳宏さんが以前こんなツイートされていましたが、まったく同感です。
なおマンガのデータベースを担当している立場からすれば、「分類」は時代遅れであり、無用であると言わざるを得ない。森羅万象を「分類」できるという発想よりも、ものに対して無数に「タグ」づけがされていくほうが(より正確に)世界を認識できる社会であると考えている。
— 池川佳宏 (@saikifumiyoshi) 2017年6月29日
そこで今回はジャンルはやめて、タグを採用することにしました。
もちろんタグにすることで生まれる課題もあります。さっきの「アメリカンフットボール」でいえば、「アメフト」や「アメリカン・フットボール」といった表記の揺れの問題ですね。
あらかじめ用意されたリストから選ぶのではなく、誰もが自由に登録できてしまうとこうした問題が起きるのは防ぎようがないのですが、まあそこはおいおい検索側で対応するとか考えていこうと思います。
(このデメリットを受け入れるだけの価値がタグの採用にはあると思うので)
あとタグのいいところは「#アニメ化希望」とか「#読まずに死ねるか」みたいなジャンル以外のものでも受け付けられる点です。
このへんは「はてなブックマーク」とかを見てても散見しますけど、個人的にはいい活用法だと思ってます。
簡単ログインについて
休止前のプログラムを見てたらログイン不要で受け付けていました。まあ2000年代前半の牧歌的な時代だったから許されたことなんでしょうけどね。
再オープン後の「まんがseek」ではデータベースの編集メンバーにはアカウントを発行していますが、それ以外の方には「ゲスト」として編集できるようにしています。これはゲストの編集内容は必ずこちらで確認してから承認(or否認)をおこなうからで、その点においてゲストを個別に認識する必要はありませんでした。
ただ今回は「自分が付与したタグを削除できる」ようにしたかったので(あと、荒らし的な行為があった場合にその人が付与したタグを一括で消せるように)、ゲストといえどもひとりずつ個別に認識する必要がありました。
とはいえ大仰なユーザー登録の仕組みをつくるほどでもないので、メールアドレスさえあればパスワードすら必要としない認証方式をつくりました。
MediumとかSlackではすでに似たような仕組みが採用されていますね。
仕組みとしては入力を受け付けたメールアドレス宛にログイン用の確認コードを送ります。このときに便宜的にユーザーIDを発行しています。そしてメールに記載されたURLをクリックするか、文中のコードを入力してもらうかのどちらかでログイン処理をおこないます。
ようは「メールが受け取れたこと」と「セッションIDが同じであること」を条件にログインを許可する仕組みです。
ちゃんとしたユーザー登録や管理機能をつくればそれこそアイコンが変更できるとか、いろいろやれることは増えて、それなりのメリットもあるんですが、そういう拡張性も残しつつ、今回はできるだけ簡単にタグを登録できるようにすることを優先しました。
そんなにむずかしくないので(ぼくでもつくれるくらいなので)、こういう「ログイン不要にはできないけど、登録名やパスワードを預けてもらうほどではない」サービスを運営されている場合は検討してもいいんじゃないかと思います。
なにはともあれタグです
とまあこむずかしい話はさておき、自分が好きな作品、いま読んでる作品についてタグをどんどん登録してくださいね。
作品がそもそもデータにない場合は申請していただければすぐに反映させますし、がっつりメンテナンスに協力いただける場合は専用のアカウントも発行しますのでご連絡ください!