シリーズ機能をつくりました
まんがseekに「シリーズ」というページを用意しました。
これは続編やスピンオフなどをひとまとめにするための機能で、その一覧ページになります。
わかりやすいのが「大長編ドラえもん」ですかね。
ご存知の通り、これは「のび太の恐竜」にはじまり、ひとつひとつ別の作品ではありますが、全体でひとつの「大長編ドラえもんシリーズ」を構成しています。
まんがseekではこれまで個々の作品データは扱ってきましたが、その作品同士の関係性については手付かずだったので、今回ようやく着手することができました。
余談ですけど人物データ同士の関係性はすでにありますので、夫婦とか元アシスタントとかが網羅されつつあります。
この機能を使うことで島耕作シリーズを発表順に並べたり、あるいはキャラクターの年齢順(作品内時系列順)に並べたりすることもできます。
(ま、発表順なら初出年でソートすればわかりますけどね)
なぜこんなのをつくったのかをお話します。
「データベースの編集を手伝ってくれてるメンバーからリクエストがあったので」というのがほんとうの答えなんだけど、その背景としてはマンガにおける「作品」の単位がけっこう曖昧になってきているということもあります。
どういうことか。
ひとつはスピンオフ作品が増えたということがあります。本編の脇役を主役にした作品が発表されるだけじゃなく、4コマなどのパロディ化された作品も増えました。
で、本人が描くこともあれば、元アシスタントの方が描くこともあります。本人が描いてるうちは人物ページに作品を一覧表示できるのでいいんですけど、ほかの人が描くとなればなんらかの方法でひとまとめにしないといけません。
こういうときにシリーズ機能は便利です。
また番外編というか、長期連載の作品において第1部と第2部の休載中の間にサイドストーリーみたいなのが読み切り短編として掲載されたり、すでに最終回を迎えた作品がドラマ化や映画化などを記念して特別読み切りとして掲載されることがあります。
最近だと「ダイヤのA」が第1部終了後、第2部が再開する前に3作の読み切り作品を発表してましたし、「バクマン。」は映画公開にあわせてプロローグになるようなエピソードの読み切りが掲載されてましたね。
こういうデータはやっぱり人間が手作業で入れていかないとなかなか整理されません。
ある作品を好きになった人が、その作者のほかの作品に興味をもつのもいいし、あるいはその作品の世界観を継承した作品群に手を出すのもいいと思うんですよね。
そうやって次に読む作品、さらにその次に読む作品をさがす手がかりになるといいなと思うし、そういうのがぼくらにとっての「実用的なデータベース」なのです。
まだ機能を用意しただけで、スッカスカなので、ぜひ「まんがseek」に参加して、いろんなシリーズデータを整備してもらえるとうれしいです!
テレビに出ました
ま、映り込んだだけですけど。
9月のことなのでもう1ヶ月半くらい前になりますけど、亀有に「こち亀」の銅像巡りをしにいったときに「特捜警察ジャンポリス」のロケに遭遇したって話をここに書きましたけど、それが昨日放送されました。
べつにインタビューされたわけでもなく、ただたまたま同じタイミングに香取神社にいたってだけなんですけど、「もしかしたら見切れてるかなあ」とわざわざリアルタイムで見ちゃいましたよ。
というかここ数週間は毎週ビデオでチェックしてて先週の次回予告に出てきたときはテンション上がりました。べつにインタビューされたわけでもないのに。
CM前からドキドキ。
この次の瞬間!
いた!
背中だし、写真撮ってるし、おじさんだし。
本人しかわかんないカタチでのテレビ出演でした。テレビ的にはちょっとジャマだったかもしれないけど、こっちも「こち亀」を応援するための取材だったので許してください。
そんときの記事がこれ。まだ読んでな人はぜひー。
商品検索できました
これまで「まんがseek」では人物名と作品名での検索のみ提供してきましたが、さきほど商品検索も公開しました。
先日ここに書いたように「まんがseek」では連載や読み切りなどを「作品」データとして扱い、それが収録されているコミックスなどを「商品」データとして扱っています。
この場合、たとえば巻末に収録された読み切り作品のタイトルでも見つけられるというメリットがある反面、短篇集のタイトルそのものではヒットしないというデメリットもあります。
具体的には『高橋留美子劇場』という傑作揃いの短篇集があるのですが(しかも継続して刊行されているのですが)、そんな名前の作品はないため、作品検索ではヒットしません。
と思っていま検索してみたら、親切なメンバーがヒットするように隠しキーワードに入れておいてくれたみたいです。うれしいけど、予想外!
えっと、まあこれはきわめてレアケースで、ふつうはヒットしないのです。だって文字列として存在してないから。ヒットさせるには今回のように手作業で登録しなければなりません。
(余談ですが、ぼくらは誤入力・誤変換でもヒットするようになるだけ手作業で入れるようにしています)
でもまあ今回、商品検索を用意したことで、それぞれのデータベースを同時検索するようにしましたから、漏れなくヒットするようになりました。
めでたいめでたい。