まんがseek運営日記

まんがseek運営者のメモというか編集後記。

まんがseek」は世界最大のマンガデータベースをみんなでつくることを目的に立ちあげられたプロジェクトです。すでに1万人をこえる漫画家、3万点をこえる作品がデータベースに登録されています。詳しい案内はこちらをご覧ください。→まんがseekについて

月9の桐谷美玲が読んでいるマンガ

月9見てますか?
ぼくはかれこれ20年くらい月9を見るのが日課になっているので、いまだに惰性で見続けているのですが、今回の「好きな人がいること」はなんか少女漫画っぽくていいですね。まあ山崎賢人さんも桐谷美玲さんも少女漫画原作の映画にここ数年出てたのでキャスティング的にもいいかも。

それはさておき、桐谷さんの部屋においてあるマンガです。

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前クールの「ラヴソング」でも主人公の部屋にはマンガがいっぱい置いてありましたが、こういうのを見ると気になっちゃいますよね。

ちなみにこの部屋に積んであるマンガはこんな感じです。

もうひとつ「天ない」の上に横向けに置いてあるのは「Paradise Kiss」ですかね。

るろ剣」以外はすべて矢沢あい先生の作品ということで、たぶんそういうキャラクター設定なんでしょう。たぶん桐谷さんの役の設定は27歳だったから「NANA」から入った矢沢ファンだと思うけど、「天ない」まで遡って読んでるってことですね。
どうせなら「風になれ! 」くらいまで読んでてほしいなとか思いつつ。

こういうどうでもいいことを考えながら見るのもけっこう楽しいですよ。

最近の漫画家さんのPixivアカウント所有率の高さ

現在発売中の『エンタミクス』9月号で、“第6回NEXTブレイク漫画RANKING BEST50”が発表されています。

エンタミクス 2016年9月号

エンタミクス 2016年9月号

 

全国3,000店の書店員が「ブレイク必至の有望作&ブレイクしてほしい優良作」を投票により選出しているそうで、こんなランキングになってました。

1位「思い、思われ、ふり、ふられ」(咲坂伊緒

2位「僕と君の大切な話」(ろびこ

3位「ファイアパンチ」(藤本タツキ)

4位「はたらく細胞」(清水茜

5位「腐女子のつづ井さん」(つづ井)

6位「ヲタクに恋は難しい」(ふじた)

7位「虚構推理」(原作:城平京、漫画:片瀬茶柴)

8位「からかい上手の高木さん」(山本崇一朗

9位「春の呪い」(小西明日翔)

10位「プラチナエンド」(原作:大場つぐみ、漫画:小畑健

ぼくはこの中だと「ファイアパンチ」と「はたらく細胞」だけ読んでるかな。
どっちもおもしろかったのでほかのも読んでみようと思います。というか「ファイアパンチ」はストーリーがどんどん流転(というか迷走?)していて、今後の展開がまったくわかんないですね。毎週楽しみにしてますけど。

それで「まんがseek」にも当然これらの作品のデータは登録していってるのですが、データを整備しながら気づいたのは、Pixivのアカウントを持ってる方がとても多いってことです。
最近の漫画家さんはほとんどがPixivユーザーですよね。
(それもあって「まんがseek」のデータベースでは、PixivのURLがツイッターと同じように専用の入力欄があります)

デビュー年が入力されていない漫画家のデータも多いので、参考値でしかありませんが、デビュー年が「2010年以降」の漫画家が193人、そのうちPixivのアカウントを持ってる方が60人いらっしゃいました。ざっと31%ですね。
これを多いと見るか少ないと見るかは意見がわかれそうですが、個人的には多いなと感じました。
(ちなみにツイッターアカウントの所有者は116人でさらに高かったです)

たしか前にどこかに書いたような気もしますが、その昔、漫画家になるには持ち込みが一般的でした。そこに漫画家の登竜門として各出版社は「新人賞」を設け(あるいは誌上スクール的な添削システムも生まれたりしました)、新人作家を集めました。
週刊少年ジャンプ』の黄金期を支えた先生方はほとんど「手塚賞」や「赤塚賞」の出身者です。

そこにコミケが登場し、同人誌の販売で食えちゃうようなすごい方々が現れると、同人作家をスカウトしてプロデビューするというルートが生まれました。
ぼくは参加したことないので自分の目で見たわけじゃありませんが、CLAMP先生なんてほんとうにすごかったらしいですね。

最近ではコミケなどのイベントに出版社がブースを出して持ち込みを受け付けたりしてるようですし、デビューのためのルートとして確立された感があります。

さらにいまはネットですよね。
ブログやSNS、そしてPixivのようなサイトにマンガをアップして、そこから商業誌にデビューするという漫画家も増えてきました。すでに人気がわかっているので、出版社側も売れる見込みを立てやすいというのがあるのだと思います(もちろんこれは「発掘する」という編集者の役割を放棄したと批判されることもありますが)。

ぼくが大好きな「左門くんはサモナー」を描いてる沼駿先生なんて「カマトロ」名義の活動のほうが有名だったりしますしね。

加えて、ここ数年では出版社自ら投稿サイトをつくって募集しています。

持ち込み、新人賞、コミケ(同人誌)、Pixiv(ネット)と漫画家としてデビューするためのルートは時代にあわせて増えてきました。
それぞれに良し悪しはありつつも、こうした選択の幅、デビューに至るまでのルートに自由度が生まれていることはとてもいいことですよね。

そもそも商業誌に載ることが「プロ」なのかという点も含めて、「まんがseek」も色々考えていかなきゃいけないなと思っています。
(いまは同人誌にまで手を広げると膨大すぎるのでやっていませんが、将来的・理想的には世に発表されたすべてのマンガ作品を扱うデータベースに育てていきたいとぼくらは考えています)

ゲスト編集時にDB反映結果をメールでお知らせするようにしました

「まんがseek」ではゲストの方によるデータベースの編集も日々おこなわれていて、少しずつ増えてきています。
(そのうち日毎の数字を出してみようと思います)

ぼくらとしては、とにかく個人の知識を結集することがいちばんの目的で、メンバー登録をするということがそのハードルになるのは本意ではありませんから、登録しなくても編集作業に参加できるゲストの仕組みを用意しています。

ただし無制限に編集できることのリスクはありますので、現状ゲストからの申請に対してはぼくを含む4人のコミッター(承認する役割の人)がチェックをして、オッケーだったら本番データベースに反映するようにしています。

この手順はリスク対策としては妥当だとは思う反面、せっかく自分の知識を提供したのにいつサイトの情報が更新されるかわからないのは不親切だなと感じていました。

そこで、希望者にかぎってはサイトに反映したタイミングでメールを送ってお知らせするようにしました。

すでにサイト上のゲスト用編集フォームには、以下のようなメールアドレスの入力欄が用意されています。

f:id:takeshi:20160107151654p:plainあくまでも希望者のみですので、必須ではありません。
早ければ1時間以内に、遅くとも24時間以内には結果の通知が届くはずです。

また反映されなかった場合も、その理由についてメールでお伝えするようになっていますので、次回以降の参考にしていただければと思っています。

先日のマンガの定義の話に代表されるように、「まんがseek」の運営ルールにはどうしても「ケースバイケース」なものがありますが、それも含めて可能なかぎり開示していこうとしています。
これらのルールは絶対的なものではなく、常により適切なものに変えていきたいとも思っているので、開示してリアクションをいただきながら変えていければと考えています。

あと、そう遠くないうちにメンバー登録ももっと簡単にします。
メンバーになると編集できる項目も増えますし、更新履歴に自分の名前が表示されるので、ぼくとしてはより多くの方にメンバーとして参加してほしいのですが、いまはぼくが手作業でIDを発行しているので時間がかかっています。

10年前のように1000人をこえるメンバーとまたガシガシ編集していきたいですから、その場でさくっと登録して、すぐにメンテ作業に入れるようにします。
これについてはもうちょっとだけ待っててくださいね。

もちろんいまでもメンバーは随時募集していますので、「ちょっと手伝ってみようかな」と思った方はぜひ参加していただけるとうれしいです。